野外彫刻(彫刻の丘)
15.想秋
雨宮敬子
(あめのみや・けいこ)
1989年 H.180cm
心もちうつむいて静かに佇む女性像。深い感情を内に秘めた清新な存在感、生命感が凝縮されています。
16.白い羽音
高田洋一
(たかだ・よういち)
1993年 H.515cm
音もなく漂う羽が大気の流れをとらえます。自然のエネルギーがやさしく働きかけ、安らぎの空間が生まれます。
17.平和が来る
堀口泰造
(ほりぐち・たいぞう)
1991年 H.205cm
抑留生活を送った作者は、平和への願いを少年の像に託しました。少年の足元には空薬莢が転がっています。
18.円形の記憶
小田襄
(おだ・じょう)
1993年 H.392cm
象徴的な三つの輪が、永遠の未来へ向かって運動を繰り返します。鏡のような表面は風景を映し込み、有機的な空間を生み出します。
19.こんにゃく石-浮遊する虚体’93-Ⅰ
遠藤洪平六
(えんどう・こうへいろく)
1993年 H.500cm
石がワイヤーロープで縛り上げられ、浮かんでいるようです。一枚の御影石がしなやかに曲げられたかのような錯覚にとらわれる変幻自在のフォルムです。
20.愛の変容
工藤健
(くどう・たけし)
1982年 H.210cm
変わらぬ愛を信じて寄り添う男と女。心も体も一つになって、遠く未来を見つめているのでしょう。
21.WAVING FIGURE
建畠覚造
(たけはな・かくぞう)
1993年 H.430cm
ウェーブした板と円柱が鏡面の中で反映しあう、知的でダイナミックな造形。変化に富む北国の風景が、彫刻と融合します。
22.記念撮影-5月のかたち-
峯田敏郎
(みねた・としろう)
1991年 H.250cm
柔らかな風の動きを感じさせる構成は、人と自然と彫刻の快い出会いを意識しています。心が和む優しい作品です。
23.EAR
三木富雄
(みき・とみお)
1970年 H.78cm
作者はとりつかれたように「耳」をつくり続けました。周囲の音ばかりか意識までもが吸い込まれて行きそうです。
24.異・空間 1993
内田晴之
(うちだ・はるゆき)
1993年 H.289cm
「かまくら」のもつ小さな別世界をイメージした、不思議な空間。マグネットの反発しあう力を巧妙に用いた作品です。
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